診療案内|大泉学園駅の歯医者・歯科|大泉こどもおとな歯科診療室

診療案内

むし歯

むし歯になった歯は、患部を取り除いて埋める治療が基本です。患部を取り残さず再発リスクを下げると同時に、削りすぎも防ぐため、当院では「う蝕検知液」でむし歯の範囲をチェックしています。

また、患者さまのご年齢を問わず、治療に伴う痛みを少なくするよう努めています。麻酔自体の痛みを感じさせないよう、使用するのは表面麻酔と局所麻酔の2種類です。麻酔液が冷たいと痛く感じるため、冬季は温めています。注射はまず、ほおの内側と歯茎との境目に打ち、麻酔が作用してから歯茎にも打ちます。麻酔だけでもお時間がかかりますが、そのお時間こそが痛みを減らすポイントです。

むし歯は、その深さに応じて治療方法が異なります。削った箇所は、強度を考慮しつつ補修し、患部が神経に及んでいれば、神経を取って被せ物をする治療をします。保険診療が中心です。

歯周病

歯周病の恐ろしさは、将来的に歯を失うかもしれない病気にもかかわらず、ご自分では気付きにくいという点にあります。痛みなどの目立った症状がなくても、歯磨きの際に出血があれば歯周病かもしれません。

歯周病の検査は、歯と歯茎との間にある歯周ポケットの深さを測る検査に加え、レントゲン・口腔内写真の撮影をします。歯周ポケットが深いほど歯周病は進行しており、歯周病菌の塊であるプラークもたまりやすい状態だと言えます。

治療の基本は、歯周病菌の塊であるプラークを減らす、プラークコントロールです。まずはプラークをためないよう、ご家庭での歯磨きを改善しましょう。上手な磨き方を当院でレクチャーします。それでも磨き残しはできてしまいますから、定期的に当院でクリーニングをお受けください。

また、歯周病は細菌による感染症ですので、免疫力を高められるよう、規則正しい生活をすることもおすすめします。

小児歯科

一口に「歯科が怖い」といっても、その背景にあるものや恐怖の対象は様々です。当院では一人ひとりと向き合い、治療の妨げとなっているものを見極めます。そして、説明し道具を見せてから治療する「tell show do」を心がけ、段階を踏んで治療します。

また、治療中は、その歯だけを穴から出してお口元を覆う、ラバーダムというゴムのシートを使用します。その目的は、第一にお子さまの舌や唇を機械で傷つけることを防ぐため、第二に治療した部位にだ液が付かないようにし再感染を防止するためです。さらに、詰め物が取れにくくなるというメリットもあります。

なお、お子さまの自立を促し、歯科医師やスタッフとのコミュニケーションを図るため、3歳を目安にお一人で治療を受けさせてください。親御さまがそばにいるとお子さまの注意がそちらに向いてしまい、歯科医師からの指示を聞いてもらえないことがあるからです。お子さまには、ご自分の治療のためだと分かってもらえるようにご説明します。ただし、心身に障がいがあるお子さまは、親御さまも一緒に診療室に入っていただく場合もあります。当院の副院長は都立多摩療育園に勤務していたことがあり、障がいがあるお子さまの歯科治療を得意としております。

お子さまのむし歯予防

むし歯は、大きく分けて三つの要素が重なり合って発症します。「歯質」「むし歯菌」「食べ物」です。お子さまのむし歯を防ぎ、良い状態で永久歯に生え替わることができるよう、それぞれの要素について対策することが大切です。

「歯質」についてリスクを下げる方法として、フッ素塗布やシーラントがあります。「食べ物」に含まれる糖分はむし歯菌のエサとなるため、甘い物をだらだらと食べ続けないように気を付けましょう。そして、「むし歯菌」を減らすために欠かせないのが、歯磨きです。

当院では、お子さまの歯磨きや仕上げ磨きの状況、食生活について詳しくお聞きし、様々な面からのアドバイスをしています。例えば、お子さまにごきょうだいがいる場合は、時には仕上げ磨きの順番を入れ替えると、磨き残しを減らせるかもしれません。

なお、「水平感染」といって、むし歯菌は周囲の方から感染するケースがほとんどです。お子さまをむし歯から守るため、ご家族の皆さまもお口を清潔に保ってください。

小児矯正(噛み合わせ)

お子さまの矯正治療は成長する力を利用し、望ましい顎や歯並び に育つようサポートすることに重点を置いています。それを、顎顔面口腔育成と言います。大人の方ですと、顎の成長はなかなか望めません。しかし、お子さまなら矯正装置を入れることで成長が期待できます。

顎の成長を利用した治療は、歯が並ぶスペースを作ることができるのに加え、上下の顎の噛み合わせを整える治療もしやすいというメリットがあります。床矯正という装置を使う方法では、早い方は3歳から顎を広げ始めます。治療にかかる期間は3~4年が目安です。期間には個人差があります。

また、舌や筋肉の使い方に良くないクセがあると、歯並びが乱れる原因の一つになりますので、クセを改善するためのアドバイスもいたします。

なお、当院ではワイヤー矯正や成人矯正は行っておりません。お子さまの歯並びや噛み合わせについて「いつ、どんな治療が望ましいか」は、どうぞお気軽にご相談ください。診療の折にお話しくださってもかまいませんし、ご相談だけでもけっこうです。

訪問歯科診療

患者さまのご自宅や入居施設でも院内と同等の治療をすることを目指し、診療しています。実際のところ、大がかりな外科的処置を除けば、ほとんどの処置が可能です。現状では、入れ歯治療を受けている患者さまが多くいらっしゃいます。

具体的にどんな治療をするかは、患者さまの全身状態も考慮して検討し、お身体に障るようでしたら歯を削る治療はしないこともあります。

訪問対象エリアは当院から半径16kmと定められており、よく伺うのは大泉学園、保谷、石神井です。当院の診療時間内であれば、ご希望時間をお聞きし、なるべく患者さまのご都合に合わせて訪問します。

院長は大学時代、ご自宅で療養されているとお口のケアまでは行き届かないという話を聞き、ご年配の方向けの診療に取り組もうと決意しました。他院に勤務して、訪問歯科診療に携わっていた経験もあります。お年を召して通えなくなった方も訪問歯科診療を受け、食べる楽しみを味わってください。

入れ歯・義歯

お口になじむ入れ歯を作るコツは、きちんと段階を踏むことです。まずはお口の中を確認し、お手持ちの入れ歯があればそちらもチェックします。今何が問題となっていて、何をお求めなのか、患者さまと認識を合わせることも大切です。

そして、丁寧に型取りをし、噛み合わせをチェックしてから、入れ歯を作製します。入れ歯をお口に入れても、それで終わりではありません。そこから調整を重ね、お口の一部と感じられるように仕上げていきます。

患者さまのご希望に応じて、自由診療の入れ歯も作製可能です。薄くて異物感が少ないものなら金属床義歯、入れ歯の留め金が見えるのがお嫌ならノンクラスプデンチャーやマグネットデンチャーがあります。

入れ歯を支える骨が減っている、デコボコしているなど、入れ歯が合いづらい方もご相談ください。当院の院長は、大学病院や過去の勤務先で難症例を含む入れ歯の治療経験を重ねており、皆さまのお力になりたいと思っています。

ホワイトニング

歯を白くするホワイトニングには、院内用とご自宅用があり、当院では両方をご提供しています。院内用のオフィスホワイトニングは少ない通院回数で白い歯になることが特徴で、ご自宅用のホームホワイトニングは長持ちしやすいというメリットがあります。

ホームホワイトニングに使うマウスピースは繰り返し使えますので、追加のお薬をお求めいただければ、月日がたってからホワイトニングを再開することも可能です。お薬の種類はティオンです。

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングのどちらにするかは、歯を白くしたい理由や目的に合わせてお選びください。当院では、結婚式を控えた方や、接客業をなさっている方が、よくホワイトニングを利用される傾向があります。

なお、ホワイトニングには準備が必要であるため、ご希望を伺った当日の施術はできません。イベントを控えている方は日程に余裕を見て、ご予約時にはホワイトニング希望とお知らせいただければと思います。