インタビュー|大泉学園駅の歯医者・歯科|大泉こどもおとな歯科診療室

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建築好きな私たちが、お子さまの行動特性を念頭に設計コンセプトを考えました

【院長】ここは、祖父が小児歯科に特化した歯科医院を営んでいた場所です。「お子さまは外に飛び出しやすいから、通りに面していると危険」という祖父の配慮を受け継ぎ、出入口を中庭側に設けました。建物はガラス張りを多用し、開放的な空間作りをしています。

【副院長】夫婦二人とも建築が好きで、建物を見るために美術館を訪れることもあるんですよ。

お子さまの通院をきっかけに、ご家族で通ってくださることも

【院長】患者さまの半数は小児歯科で、お子さまが通い始めたのをきっかけにご家族でお越しいだくようになったケースがよくあります。また、お子さまが幼くて歯科に通えない親御さまの話を耳にしますが、当院は診療チェアの近くにキッズスペースを作りましたので、お連れになって受診してください。

医院の建物は、「みんなが集える水と緑の診療室」をコンセプトに設計し、水が湧き出るオブジェなどを配しています。診療室は、閉塞感を避けるためにあえて個室にせず、プライバシーに配慮しつつ開放感ある構造にしました。多くの方が集う場所にしたいと思います。

得意分野は違っても、患者さまとしっかり向き合うところが共通点

【院長】私の得意分野は、ご年配の方向けの診療です。お口の疾患だけでなくお身体にも持病がある方が多いので、全身の状態に配慮しながら診療しています。また、患者さまが日頃どんな生活をなさっているか、背景を踏まえて診療しなければうまくいきません。その方にとってのゴールを見極めなければと思っています。

【副院長】私は小児歯科を得意としています。まずは親御さまを交えてお子さまとお話しし、緊張をほぐしてから診療チェアにご案内します。3歳からはお子さまだけで治療に臨んでもらいますが、親御さまがいないほうがしっかりした姿を見せてくれることが珍しくありません。会話などで興味を引くこともありますし、うそをつかないことも大切ですね。

お子さまとご年配の方向けの診療、一緒にしていて気付いたこと

【副院長】得意分野が違う私たち夫婦が一緒に診療していて良かったことは、互いに力を合わせて補い合える点です。私は小児歯科担当で大人の方のお口を見る機会が少なかったのですが、一緒に診療することで、成長後とのつながりが分かるようになりました。

【院長】生活習慣は幼い頃から作られます。例えば、ずっと歯磨きをなさっていた方は、認知症になってもすぐには習慣がなくなりません。一方、あまり歯磨きをしてこなかった方は、磨いてあげることも嫌がられます。お子さまのうちから歯磨きの習慣を身に付けることの大切さを思い知らされますね。当院の小児歯科をきっかけとして、ご家族の全世代に大切なことをお伝えできればと思います。

水と緑が美しい東大泉にちなみ、街に溶け込む建物を設計

【院長】当院がある東大泉は、水と緑が美しいところです。地名の由来である井頭池と白子川(今の小井戸川)の周りには湧き水が多く、名水の産地としても知られています。そのため、町にはそうした環境を守るために緑地を保全したり、街並みを散歩道として整備したりする風土がありました。私もこの風土を当院の建築に折り込み、ささやかながら貢献したいと思います。

当院の前から入口へは散歩道をたどるような通路があり、中庭では水が出るオブジェがお迎えします。院内の床と天井は、それぞれ土と緑を表す模様にしました。

今後は、予防の習慣を広め、地域に貢献したいと思っています

【院長】今後は、ニーズが増えるであろう訪問歯科診療に力を入れて行きたいと思います。また、かつてここで診療していた祖父は予防に熱心で、予防診療が一般的になるより前から予防教室を開いていたそうです。その思いを受け継ぎ、歯磨きのレクチャーにも意欲的に取り組んでいこうと思います。

【副院長】私はまず、歯科は怖くないところだと分かってもらえるようにしたいですね。幼い頃から定期的にケアを受ける習慣を作ることが目標です。親御さまが仕上げ磨きをしないお年頃になってもお口の環境を清潔に保てるよう、意識付けができればと思います。地域の皆さまのための歯科医院として、健康なお口で生き生きと生活するお役に立てれば幸いです。